カテゴリー別アーカイブ: 06. STAGE3 マヌーバリング 実行・修正術

日本プロジェクトソリューションズの独自知識体系「3ステージ・プロジェクト™」の「STAGE3 マヌーバリング 実行・修正術」に関連する日常の話題や追加情報を配信します。

心のストレスを開放する!プロジェクトの成功に必要な心のバランスとは?

1.プロジェクトが遅延・失敗する現状

教育研修事業部の池内です。

プロジェクトは、常に結果が求められるものです。
プロジェクトオーナーは結果を得るために、プロジェクトマネジャーやプロジェクトチームに対してパフォーマンスをあげることを求めています。
そのために、プロジェクトマネジャーは、プロジェクトマネジメントの知識・技術を活用し、未来のゴールに向けての段取りを行い、前に突き進む必要があります。

ただ、プロジェクトは不確実性の高い活動ですので、計画通りに進まなかったり、障害が現れたりするのは当たり前のこと。
どんなに頑張っていても結果が伴わない状況では、責任感の強いプロジェクトマネジャーやメンバーは、プロジェクトの遅延を長時間労働でなんとかカバーしようとします。

こんな事が繰り返されるプロジェクトは、愉しいはずがありません。
常に「納期」「コスト」「品質」というプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、何とか踏みとどまっているのが現状ではないでしょうか。

進捗会議の都度、プロジェクトマネジャーは、プロジェクトオーナーから強いプレッシャーをかけられます。
プロジェクトマネジャーは、無理を承知でメンバーに「ここを乗り越え、美味い酒を飲もう!(みんなでぱぁっとおいしいものでも食べに行こう!)」と檄を飛ばすものの、プロジェクトメンバーの表情は暗く反応がなく寂しい思いをしたことはないでしょうか。

メンバーは、きっとこんな事を考えているかもしれません。
「今でも頑張っているのに、更に頑張れといわれてもね・・・」と。

こんな事が日常的に繰り返されているプロジェクトチームは決して珍しくないと思います。
同じ方向を向いて同じ目的・目標に向かっているはずなのに・・・。

2.自己防衛本能による現実逃避

人間は、プレッシャーがかかると自己防衛心が働きます。
そうなると責任回避の方向に走り、自分に与えられたアクティビティしか見なくなっていきます。
「プロジェクトの遅延は、私の問題ではない。他のアクティビティが遅れたからだ!」と。

つまり、自分へかかるストレスを軽減するために、シェルターで自分を覆い隠そうとします。
そして、一部のやる気のあるメンバーとプロジェクトマネジャーが孤軍奮闘に陥ってしまうのです。

このようなことが続くと、プロジェクトチームは崩壊への道を突き進むことになります。
たとえプロジェクトが終了しても、一息をつくだけで「達成感」「充実感」を味わうことは難しくなり、「残念なチーム」でプロジェクトが終わってしまいます。

3.プロジェクトのパフォーマンスを上げるために必要なこととは?

では、このような状態に陥らないためにプロジェクトマネジャーが持つべき視点は何でしょうか。
それは、パフォーマンス重視(プレッシャー型)と心重視(ヒューマン型)のバランスをとることです。

パフォーマンス重視のアプローチは、ストレスに繋がりやすく、心理学の世界では、心とパフォーマンスには相関関係があることが理論的に解明されています。

皆さんは、「セルフイメージ」という言葉をご存じでしょうか。
「セルフイメージ」とは、その瞬間の心のエネルギーを指しています。

例えば、今日は、すんなりとアクティビティが完了し、明日の分まで手が付けられ一段落したと仮定します。
「今日は速く片付いたから、帰りに飲みに行こう!」と考えた瞬間、これはセルフイメージが大きいと言います。

一方で、帰り支度をしている時にプロジェクトマネジャーから呼び止められ、「お!アクティビティが速く片付いたようだね、ついでにこれも終わらせてくれないか」と追加のアクティビティを頼まれた時は、ネガティブな感情が湧きますよね。
この状態をセルフイメージが小さいと言います。

もうお気づきだと思いますが、人間はセルフイメージが大きいとポジティブな状態になり、アイデア等が浮びやすくパフォーマンスを発揮しやすい状態が創れます。

アスリートの世界では、このセルフイメージにフォーカスしたアプローチが取り入れられています。
今年の東京オリンピックで見事に金メダルを獲得した日本女子ソフトボールチームは、適度なプレッシャーはあったことは間違いありませんが、プレーをしている選手達は、必ず金メダルが取れるというセルフイメージが大きく、素敵な表情でプレーをしていまいした。
対するアメリカは、金メダル奪還というプレッシャーの中で戦っており、表情は硬いものでした。

私たちが携わるプロジェクトにも同じことが言えるかもしれません。
皆さんは、プロジェクトの遅延や失敗の原因を、やり方や内容に求めすぎていないでしょうか。
もしかすると、プロジェクトの遅延や失敗は、メンバーのセルフイメージの小ささにも要因があるのかもしれません。

プロジェクトで課題がある場合は、一度、プロジェクトマネジャーとして、メンバーの心に目を向けてみてはいかがでしょか。
メンバーへの働きかけは、プロジェクトを円滑に進めるうえで、ととも重要な要素であると言っても過言ではありません。

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