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新規事業開発のコツ-その⑤

皆様、こんにちは!
日本プロジェクトソリューションズ株式会社代表取締役社長の伊藤大輔です。

引き続き、この「新規事業開発のコツ」シリーズを多くの方に読んでいただき、心から御礼申し上げます。
※以前の関連記事はこちら
新規事業開発のコツ-その①
新規事業開発のコツ-その②
新規事業開発のコツ-その③
新規事業開発のコツ-その④

この記事も第5弾になりました。
引き続き皆様に新規事業開発のコツをお届けしてまいります。

今回は多くの起業家や経営者が経験しているが「あまり言わない」こと、しかし新規事業開発でとても重要なことをお伝えしようと思います。

新規事業開発のコツ-その⑤
「現場に出て『やってみないと』意味がない ~経験値の重要性~」

私が会社員時代だった頃、そして経営をしてからもそうですが、新規事業開発で成果を出す方は2パターンいました。
パターン1:論理的に新規事業を成功させる方。
パターン2:天性の嗅覚で新規事業を成功させる方。

しかし、いずれのパターンの方も共通している点があります。
それは「過去に新規事業の経験をしている」点です。

失敗から学ぶ

記述の「過去に新規事業の経験をしている」点ですが、新規事業を成功させている方は何かしらの「失敗」も同時に経験しています。
それが、新規事業の成功に結び付いています。

スポーツに例えます。
スポーツでは、いくらスポーツに関する学問を学んでも「結果」には結び付きません。
ビジネスでも、新規事業開発でも同様の事が言えるでしょう。
「机上で考える」だけでは、期待結果には到達できません。

実際に新規事業計画から「実行」に移すことにより、「計画」と「現実」のギャップを体感し、より「計画」の精度が増していきます。

極端な話ですが、新規事業開発ではあらゆる分析手法を用いることがあります。
例えば、PEST分析、3C分析、SWOT分析、5Forces分析、ビジネスプランニング、ファイナンスなどお聴きになったことがある分析手法です。
これらの分析手法は確かに重要です。
以前の記事でも記載したように「事前に頭の中でシミュレーション」ができる重要なフレームワークです。

これらのフレームワークは、いわば「ツールボックスの工具」のようなものです。
実際に現場で使えば使うほどそのツールの使い方や意味がわかってくるものです。

実際に計画し実行しそのギャップを体感する。
この繰り返しが新規事業の成功率を高めます。

小さい失敗から学ぶ

「失敗から学ぶ」とは言っても、いくら後継者育成とはいえ、経営者からするととても不安です。
当社にご相談いただく教育研修担当者、人事担当者、経営者の皆様からも悩みの声がございます。
そして、私自身も経営者ですのでその気持ちは十分に理解しています。
しかし、後継者が「失敗から学ぶ」ことも大きい財産です。

ここで、当社では「小さい失敗から学ぶ」ことを重要視しています。
富士山に登ったことの無い人は富士山登山について語ることはできません。
まずは「富士山に登る」経験をすることが重要です。
そこから、新たな発見、ビジネスでは成功率を高める発見があります。

新規事業開発経験は「運転免許取得」と似ている

しかし、いくら経験を積ませたくても、何の知識もなく「富士登山」は危険です。
「車」で言えば、何の知識もなく、いきなり「公道で車を運転せよ」というのに近いです。
これでは「リスク」が伴います。

運転免許の取得までは、「学科」、「実地」を経て、公道に出て経験を積みます。
新規事業開発もこれに似ています。

まずは学科で新規事業開発に関する基礎を身に着け、OJTとしての実地をし、現場の経験を踏むことが極めて重要です。
従って、新規事業に関する「基礎知識・基礎体験」が非常に重要になってまいります。

当社では、新規事業開発に関する研修受講後、「ビジネスプランコンテスト」を含めた新規事業構想の教育研修をお勧めしています。

続きは<こちら

※以前の関連記事はこちら
新規事業開発のコツ-その①
新規事業開発のコツ-その②
新規事業開発のコツ-その③
新規事業開発のコツ-その④

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